お稽古事は雅楽です龍笛を習い始めて4年になります。 龍笛とは、雅楽を演奏する横笛のことです。 「まるで、龍の鳴き声のようだ」ということで、龍笛と名付けられたそうですが、龍の鳴き声なんて誰が聞いたのでしょうかね? 最初は全く音がでませんでした。 私は早いほうだったようですが、一か月ぐらいは音出なかった…。難しいのです。 今でも、調子が悪いとでない音があります。 でない、というよりも、音は出ているのだけれど不正確だったり、冴えない音だったり…と ばらつきが生じてしまうのです。 しかし、調子が良いと本当にいい音がでます。 まるで、巨大な生き物が唸りながら高音を発するような… 巨大な洞窟とか、うっそうとした森を突風が吹き抜けるときのような…音になるのです。 音を言葉で表現するのって難しいですね。 雅楽は最古のオーケストラといわれています。 雅楽が中国や朝鮮を経由して、日本に伝えられたのは飛鳥時代と言われています。 ものすごく古い歴史があるのです。 奈良時代、平安時代と雅楽は日本独自の発展を遂げました。 武士の時代になってから雅楽は衰退してしまいますが、今でも日本中の雅楽団体が継承してます。 雅楽は世界の宝物です。 何故なら、最古のオーケストラはもう日本にしか残っていないのです。 本家の中国には、もう雅楽は残っていません。 楽団での雅楽演奏も楽しく素敵ですが、 わたしは龍笛独奏が大好き! 温かくなってきましたから、また近所の河原で龍笛の練習をする日々が始まります! |